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昨年は、年金問題が表面化して騒がれる年でしたね。
そして今も解決されていない消えた年金問題…。
これをごまかそうとしていた(のかは分かりませんが)社会保険庁には開いた口がふさがらない状態なのはみなさんも同じだと思います。

みなさん、もし自分の年金記録に漏れがあることに気づいた場合、どうされますか?
もちろん申請しに行きますよね?
年金額が増えるぞ!!と
(まぁ、実際は年金額が増えるのではなく、今までが少なかったというわけですけど)

昨年7月より、過去に払われていない年金について、申請すれば過去にさかのぼって全てもらえるようになっていますので、もし新しく年金の記録が見つかった場合、その分の年金をもし、既に10年年金をもらっていたら10年分その差額が支払われるというわけです。
(それまでは、年金を支払う時効は5年でした)

そんな中、問題が生じているようです。
なんと、申請したら年金が減るという「はっ??」という方がいらっしゃるということです。


普通ありえないですよね?
現在、年金は25年間払わないともらえないことになっています。

で、仮に30年間払っていたということにしましょう。

その場合、支払っていない10年分の年金はもらえませんので、満額より減額された額のみ支払われています。

そこでなんと、過去に2年間払っていた記録が出てきました。全部で32年間支払っていたことになります。

普通、「あ、私もっと払ってたんじゃん!年金が増える!!」と思って申請に行きますよね?
ところが、その年金記録を書き足すことで、年金額が減ってしまうということが…。

なぜ、そんなことが起きるのか?
基本的に年金は20歳から60歳までの40年間支払うと満額がもらえます。
これは、会社などに勤めている方の厚生年金や共済年金、自営業の方の国民年金、全てを通算した期間です。
その中で、最低でも25年間払っていないと、年金の受給資格自体がなくなってしまいます。
頑張って24年間払い続けても無駄なわけです。

ただ、この制度には例外があります。
たとえば、Aさんが36歳のときに、年金制度が始まったとしましょう。
「今年より年金制度が始まります。保険料を納めると将来高齢になって働けなくなった後に年金がもらえます。保険料は毎月の給料から自動的に天引きされます。」
と。まぁ、毎月の手取りが減ったとしても将来それで年金がもらえるならいいかと思いますよね。

ですが、
「年金は60歳まで払い続けて、通算で25年納めた場合に受給資格が得られます」
ということです。ここで、ちゃんと計算ができるAさんは怒りますよね。
自分が36歳ということは、今から頑張って年金を納めても最高で24年間しか納付できません。
しかも給料から天引き…。ありえません。

というわけで、制度が始まった時点でAさんのようにずっと納め続けても受給資格を満たせないような方には、受給期間が短縮されています。
これはまぁ、制度を導入する時点で当たり前の措置でしょう。

で、このAさんみたいに、25年の受給期間が短縮されている方に先ほどの年金額が減るという例があてはまるのです。ではなぜでしょう?

国民年金は、皆さん保険料は一律です。(追加で払うと将来たくさんもらえる制度もありますが)学生であろうが、自営業で年商が何億あろうが同じ保険料を支払うことになります。

しかし、会社員が加入している厚生年金は、その人の給料に合わせて年金保険料の額が変わります。
月収20万の人と100万の人では払っている年金保険料の額がかなり違います。
もちろん、将来もらえる額は、たくさん払って人のほうが多くなります。

で、問題は、この厚生年金で発生します。

年金保険料をずっと払い続けても受給資格を得られないため特例で年金を受け取っている人の年金記録が出てきました。
今まで月収30万円だったので、それ相応の保険料を納めていた場合、その保険料に合わせた年金額がもらえていたのですが、転職前に月収20万円で働いていた頃の記録が発見されたことで、月収30万円で払い続けたとみなされていたところに、保険料が少ない時代のものがでてきたことで、正しく計算すると年金額が下がってしまうのです。

意味分かります???
ほんとにややこしいです…。

ただ、これで分かることといえば、今年金を受け取っている皆さまは、制度上、満額納めてなくて年金をもらっていらっしゃる方がたくさんいるわけです。
20代の私の立場からするとやってらんね~という感じですね…。
ちゃんと払ってない人にも特例で年金が支払われて、自分の頃にはほんとに年金があるのかと。
ちょっと腹立たしいニュースでしたので、書いてみました。
早速分かりにくい内容ですみません。

参考ニュース
sankei.jp.msn.com/life/welfare/080108/wlf0801082245004-n1.htm

ちなみに、本文内で年金と私が書いているものは基本的に老齢年金のことです。
よって、これ以外にももらえる年金はありますので、一概にここに書いてあることが正しいということでもないです。
とにかく年金制度が分かりづらいため、かなり簡潔に書いていますのでご了承ください。
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